パークゴルフの打ち方・テクニック

パークゴルフ|低い球と高い球を打ち分ける練習方法【コツ】

パークゴルフ|低い球と高い球を打ち分ける練習方法【コツ】
パークゴルフで低い球と高い球を打ち分けられるようになりたい
練習場でどんなことを意識すれば良いのかわからない

という方に向けて、本記事では『低い球と高い球を打ち分けるコツや練習方法』について解説します。

コース上でも適切に低い球と高い球を使いこなせるよう、定期的に打ちっぱなし練習場で練習に取り組むという熱心な人も少なくないですよね。

そこで今回は、練習場でも質問を頂くことの多い「低い球と高い球の打ち分けの考え方、練習方法のコツ」についてまとめていきますので、少しでも参考にして頂ける部分があれば幸いです。

パークゴルフの練習で意識すべきこと

パークゴルフ|低い球と高い球を打ち分ける練習方法【コツ】

まず練習に取り組む前提として、「練習場でナイスショットを打つ必要はない」ことを肝に銘じておきましょう。

とにかく良い球だけを打つことが目的になっている方も多いですが、練習の本質はもっと別の部分にあります。

例えば、実際のコースで80m台の長いホールがあったとします。
ナイスショットできたにも関わらずアゲインスト(向かい風)で押し戻されたり、強風で左右に流されてしまったという経験はおそらく誰にでもあるでしょう。

こうした場合、必ずしも打ち方のせいでミスショットに至ったのではなく、その状況に応じた打ち方ができなかった、もしくはショット選択を理解していなかった点に大きな課題があるといえます。

パークゴルフが上手い人は、スイングを形作る練習、あるいは点検するための練習も当然行いますが、それよりも打ち放った球の軌道を事前に予測し、その球が期待通りに打てたのか、なぜ打てなかったのかについて徹底的に考え、どちらかというと成功よりも「失敗するパターン」をより多く蓄積しようと努力します。

  • 常にフルショットする
  • 遠くに飛べば満足
  • 高く上がればとりあえずOK

といった漫然性は無意味であって、時々の状況を鮮明かつ具体的にイメージして1打1打を吟味することが練習では非常に重要です。

まる
まる
例えば、「福井の杜・ライラックBコース9番、右に障害物のあるハイライナー系の球が有利なロングホール」といった具合にです!

とはいえ、転がし打ちのような基礎的な戦術もあれば、

  • 風の影響を受けにくいライナー球
  • 障害物を避けるロブショット
  • あらゆる場所から一直線にピンを狙える上げ球

など、パークゴルフには様々な打ち方があるのも醍醐味ですよね。

というわけで、それらをコースで再現できるレベルまで習熟させるために、以下では練習場で「低い球」「高い球」を打ち分ける方法、意識すべき注意点について解説していきます。

パークゴルフ|低い球を打つ練習方法

低い球、ライナー球を打つためには、一般的にはボールの位置は両足の中央付近にセットします。

その際、ヘッドは体の中央付近~やや右足側にセットされるため、適正な軌道でスイングした場合には若干右側へ飛び出して左に戻ってくるボール、つまり左回転が掛かったドロー球になるのがセオリーです。

低い球を打つ際には目線の位置も大変重要で、アドレスの時点から目標方向に対して目線を低く保ち、体の軸を両足の中央、もしくは通常よりも若干左側に寄せることを意識します。

私の場合はスイングの中でもフィニッシュの形に最もこだわりますが、低い球を打つ際には極力最後まで振り抜かず、フィニッシュを低い位置で終わらせることを意識しています。(以下の動画参照)

多くの人は低い球を打つアドレスはできていますが、フィニッシュの際に体が前のめりに突っ込んでしまったり、力んで右足に体重が残りすぎてしまい著しくトップを引き起こしてしまうケースが多いように感じます。

あくまでもアドレスで低い球を打つ構えを作ったら、

  • 目線を低く
  • 軸(体の支点)を変えない
  • フィニッシュを低く抑える

この3点だけを意識して練習に取り組むだけで、次第にライナー性の強い低い打球をいつでも再現できるようになります。

まる
まる
低い球を打つ体勢を作ったら、あとは余計なことを考えず、目線・軸・フィニッシュだけに意識を置いて練習した方が圧倒的に上達は早いです
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パークゴルフ|高い球を打つ練習方法

一方パークゴルフで高い球を打つ場合は、低い球を打つのとは逆に目線は高く保ち、ボールはやや左足側へセットします。

当然高い球を打つ方が難易度は上がるのですが、最も注意すべき点はインパクト時の体の開きにあります。

高い球を打とうとするとする際、

  1. インパクトの瞬間、先に胸が目標方向に向く
  2. 胸が先行し、リストターン(手首の返し)で帳尻合わせをしてしまう

この2つのパターンが練習場で聞かれた際によく見受けられます。

①のパターンでは低く「トップ」が出る原因になりやすく、一方②のパターンでは手首を返す動作が入るため「ダフり」が慢性化してしまう傾向にあります。

これらを対処するには、

  • インパクトまで極力右肩を残すこと
  • 最後まで視線を右足側に落とし続けること

この2点を意識してみてください。

上記のイメージで適切なスイング軌道を描けた場合、体は自然に屈曲し、右肩が低い状態でフェースが上向きのままインパクトを迎えられるようになります。上手くいけば球がフェースに乗るような、これまでとは少し違う異次元のインパクトを体感できるはずです。

このスイングイメージを分かりやすく体得する良い方法が1つあります。

私も練習場で準備体操として行うのですが、インパクトの瞬間に右手を放して左手だけで振り抜く練習も良い方法です。右に軸が残るというイメージを理解するためには大変効果的ですよ。

また、右手を放す上記の方法を素振りとしてルーティン化しておくと、“高い球を打つための適切な体軸調整”が図れるため、初めのうちは実際のラウンド中にも取り入れておくと良いかと思います。

まる
まる
これは体を残したままクラブが外側へ走る感覚が理解しやすくなるので練習場でぜひ実践してみてください^^
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低い球と高い球を打ち分けるコツまとめ

今回はパークゴルフで「低い球」と「高い球」を打ち分ける練習方法と実践のコツについて解説してきました。

  • 練習場では漫然としたフルスイングに終始しないこと
  • 高さを打ち分けつつ、コースの状況を鮮明にイメージして練習すること
  • 球種ごとに、目線・体の軸・フィニッシュの位置を明確に区別すること

これらを意識しながら訓練するだけで、練習場での無意味なフルスイングで消耗しなくなり、限られた時間の中でより意義のある練習に取り組めるようになります。

今回は少し内容が難しくなってしまいましたが、もし何か参考になる部分があればさっそく実践してみてくださいね!

まる
まる
実際にスイングを見てほしいという方がいましたら、週末に札幌パークランドで練習することが多いのでお声がけ頂いても良いですし、お問合せフォームからもお気軽にご連絡ください^^

それでは良いパークゴルフライフを!

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