「これからパークゴルフを始めてみたい」
「パークゴルフにはどんな健康効果があるんだろう?」
「運動量やカロリー消費はどれくらい?」
と考えている方に向けて、本記事では「パークゴルフの健康効果と運動量、怪我をしないための知識と備え」について詳しく解説していきます。
パークゴルフには心身に及ぼすさまざまな健康効果があり、アスリート並みの体力は不要で、老若男女問わず気軽に楽しく運動に取り組めるコミュニティスポーツです。主に、
- これからパークゴルフを始めたい方
- パークゴルフの健康効果について知りたい方
へ向けた内容となっていますので、ぜひ参考にしていただければ幸いですm(__)m
日本人の健康寿命と平均寿命
いきなりですが、日本人の健康寿命と平均寿命をご存じですか?
最新のデータによると、日本人の健康寿命と平均寿命は以下のようになっています。
性別 | 健康寿命 | 平均寿命 |
男性 | 72歳 | 80歳 |
女性 | 74歳 | 87歳 |
健康寿命と平均寿命の差は、男性は約8年、女性は約13年となっています。
つまり、この期間は自宅や病室の天井を見ながら寝たきり生活になることも多くなるわけです。
しかし、今からでも健康に気を配れば、肌や髪の毛はきれいになるし、何より天寿を全うするまでやりたいことをずっとやり続けることができるようになります。
つまり、若いというのは人生を楽しむ上で非常に重要な要素なのです。
そこで、誰でも手軽に楽しみながら続けられる運動こそが「パークゴルフ」というわけです。
パークゴルフによる健康効果とは?
パークゴルフをプレイする身として日々様々な健康効果を感じていますが、大きく分けると、
- 身体的健康に与える影響
- 心理的健康に与える影響
の2つの作用が大きく貢献していると考えています。
身体的健康への影響
パークゴルフは、36ホール1ラウンドで歩く距離が約1.6~2km(1コース400~500m換算)にもなるため有酸素運動としての効果が期待できます。
有酸素運動をすることで心臓や肺の機能が向上し、血液循環を促進することで、
- 糖尿病
- 高血圧
- 動脈硬化
など様々な生活習慣病の予防につながります。
また、パークゴルフはスイングやスイング前の体勢などで多くの筋肉を使うため、筋力増強にも効果的です。
特に腕や背中、脚などの筋肉が鍛えられ体力の向上にも貢献します。
心理的健康への影響
一方、パークゴルフはコースの中で自然と触れ合うことでリフレッシュ効果やストレス解消効果も期待できます。
また、集中力や忍耐力が必要なスポーツであるため、精神的な強さや集中力の向上にもつながります。
さらに、パークゴルフは個人競技であるため、自分自身と向き合い、自己管理力や自己評価の向上にもつながります。
それだけでなく、仲間同士の絆を深め合ったりコースで出会う人との交流も増えるため、社交性の向上にも効果を発揮してくれるといった様々なプラスの側面があります。
パークゴルフによる運動量と消費カロリー
パークゴルフは、歩いたりクラブを振ったりと身体を動かすことが多いスポーツです。
ここでは、
- パークゴルフでの平均的な運動量と消費カロリー
- 運動量や消費カロリーを高める方法
の2つのポイントについて解説していきます。
平均的な運動量と消費カロリー
パークゴルフでの平均的な1ラウンドでの運動量は、36ホールプレイするとして単純計算では約2km弱の距離を歩くことになります。
さらに、1ラウンドでクラブを振る平均的な回数は130~140回程度とされており、これらの動作によっても多くの筋肉を使うことになります。
そのため、パークゴルフは有酸素運動と筋力トレーニングを兼ね備えたハイブリッドなスポーツとも表現することができます。
また、パークゴルフでの平均的な1ラウンドでの消費カロリーは、
- 男性:約400kcal
- 女性:約300kcal
とされており、日常生活で気軽に取り入れられる運動としては決して少なくないカロリー消費量とも言えます。
※ただし、この点に関しては個人差があります。また、夏場にはさらにカロリー消費が増加すると考えられるため、あくまで目安としてお考えくださいm(__)m
運動量や消費カロリーを高める方法
パークゴルフやパークゴルフに関連して運動量や消費カロリーをさらに効率よく高めるには、以下のような方法があります。
- スイング前のストレッチ
- スイング時の姿勢改善
- トレーニングを取り入れる
- 練習場での練習
- パークゴルフ以外の運動も取り入れる
1.スイング前のストレッチ
スイング前に軽いストレッチを行うことで筋肉の柔軟性が増し、よりスムーズなスイングができるだけでなく、運動量や消費カロリーも増加します。
怪我の予防にもつながりますので、プレイ前には必ずストレッチを取り入れるようにしましょう。
2.スイング時の姿勢改善
正しい姿勢でスイングすることで全身の筋肉を効率よく稼働させることができるため、さらに多くの運動量や消費カロリーを得ることができます。
一方、ロングホールなどに来た際、不自然な方法で力んだり全力スイングをしていると、体の様々な部分に不調を生じさせる恐れもあり注意が必要です。
3.トレーニングを取り入れる
筋力トレーニングや有酸素運動など、パークゴルフに必要な身体能力をトレーニングすることで、より効果的なプレーができるだけでなく運動量や消費カロリーも増加させることができます。
4.練習場での練習
練習場での練習も、実際のラウンドと同様に運動量や消費カロリーを増やすことができる良い方法の1つです。
練習場では、繰り返しスイングを行うことで筋肉を鍛えつつテクニックも磨けるため、オフシーズン中の運動としてはもちろん、課題克服のためにも練習場通いを日常ルーティンに取り入れることをおすすめします。
5.パークゴルフ以外の運動も取り入れる
パークゴルフ以外にも他のスポーツや運動をマルチに取り入れることで、より全身の筋肉を鍛えられるだけでなく、
- 瞬発力
- 持久力
- 柔軟性
- 俊敏性
などを総合的にバランスよく伸ばすことができます。
体に負担の少ないもので言えば、基礎体力が上げられる軽めのランニング、体幹を鍛えられるヨガや水泳などもオススメです。
また、運動量や消費カロリーを増やすことは、体力的な面だけでなくパークゴルフのプレーにも大きな影響を与えます。
より運動量の多いプレーをすることで持久力や集中力が増し、年を重ねても疲れにくい体を手に入れることができます。
他にも運動不足が引き起こす慢性的な疲れやストレスも解消されるため、プレーにおいても精神的に安定した状態でプレーすることができるでしょう。
さらに、運動量や消費カロリーを増やすことは肥満や生活習慣病の予防にもつながります。
パークゴルフは年齢や性別を問わず誰でも気軽に始めることができるスポーツです。
運動不足に悩む方やダイエットを目指す人にとっても、パークゴルフは健康的なライフスタイルを送る上で有効な選択肢となるでしょう。
パークゴルフにおける怪我のリスク
パークゴルフは、正しいスイングや姿勢などを維持できていないと様々な怪我のリスクを伴います。
代表的なケガとしては以下のものが挙げられます。
- 肘や手首の痛み
- 腰痛
- 肩の痛み
- 膝の痛み
1.肘や手首の痛み
スイング中に肘や手首に負担がかかることで引き起こされます。
繰り返し同じ動作をすることにより長引く場合もあるので注意が必要です。
2.腰痛
スイングの際に腰に負担がかかることで引き起こされます。
適切なストレッチや筋力トレーニングを行うことで予防することが大切。
3.肩の痛み
スイングの際に肩に負担がかかることで引き起こされます。
適切なストレッチや筋力トレーニングを行うことで予防できます。
4.膝の痛み
スイング中や歩く際に膝に負担がかかることで引き起こされます。
気になる場合は腿(もも)の筋肉トレーニングを習慣化することが最も予防に効果的です。
管理人も過去に一時期、肘の痛みが慢性化していた時期がありました。
そのため、自分のスイングの様子をビデオで撮影して原因を見直した結果、現在はプレイに支障が出ることもなく症状もすっかり改善しました。
パークゴルフによる怪我を予防する方法
では、パークゴルフで怪我をしないためにはどのようにすれば良いのでしょうか。
パークゴルフによる怪我を予防するためには、
- 適切なストレッチや筋力トレーニングを行う
- 適切な装備を使用する
- パークゴルフの練習を行う
こうした3つ習慣を徹底することが非常に重要です。
1.適切なストレッチや筋力トレーニングを行う
スイングや姿勢維持に必要な筋肉を鍛え、それを伸ばすストレッチを行うことで全身への負担を減らすことにつながる。
2.適切な装備を使用する
スニーカーやパークゴルフグローブなど、適切な装備を使用することで足回りや腕への負担を軽減することができる。
3.パークゴルフの練習を行う
練習を行うことで身体に負担の少ない自然なスイングを身につけることが大切です。
以上のように、適切なトレーニングや装備、正しく練習する習慣を身につけてより健康的で楽しいパークゴルフライフを送りましょう。
パークゴルフ場での健康に関する注意点
最後に、この他パークゴルフ場での健康面に関する注意点について補足しておきます。
日焼け対策
紫外線による日焼けは肌だけでなく、目にもダメージを与えます。
日傘や帽子、サングラス、日焼け止めなどを使ってしっかりと日焼け対策をしましょう。
脱水症状に注意
パークゴルフは夏場にプレーすることが多いため、脱水症状に注意が必要です。
水分補給をしっかりと行い、熱中症にならないようにしましょう。
虫刺され
パークゴルフ場は自然豊かな場所にあることが多いため、虫刺されにも注意しましょう。
特に水辺のあるコースには蚊が多く生息しているため、虫除けスプレーや虫よけグッズを持参するのがおすすめです。
事故や怪我に注意
パークゴルフ場は広いため、ボールが飛んでくる方向や人の居場所には十分注意を払いましょう。
自分も他人も、怪我なく無事故でプレイすることが何より大切です。
身体の不調には無理をしない
パークゴルフは体力を要するスポーツですが、万が一身体に不調がある場合は無理をせず休むことも大切です。
体調が優れない場合は治療や休息に専念してください。
まとめ
今回の記事で解説してきた通り、パークゴルフは身体的・心理的な健康効果が実感できるスポーツであることに間違いはありません。
適度な運動量によって筋力や柔軟性が向上するほか、ストレス解消や集中力アップにも繋がり、さらにパークゴルフ場の自然の中でプレーすることでリラックス効果も期待できます。
しかしながら、パークゴルフには怪我をするリスクも伴うため、事前の準備やストレッチ、また適切な用具をしっかりと揃えて正しく練習に取り組むことも重要です。
今回の内容を踏まえ、適切な準備と健康面にも配慮しつつ、今年1年も安全で楽しいパークゴルフライフを満喫していきましょう!