と考えている方に向けて、本記事では「シニア高齢者世代がパークゴルフを始めた方が良い4つの理由」を解説します。
パークゴルフはシニア層でもライトで楽しく続けられる北海道発祥の人気スポーツです。
でも、「パークゴルフが良いとは聞いたけど、何が良くてどう始めたらいいのかわからない」という人も少なくないですよね。
そこで本記事では、パークゴルフが気になっている人に向けて“パークゴルフがもたらす具体的な効果・効能”についても詳しくご紹介しますので、ぜひ参考にして頂ければ幸いですm(__)m
高齢シニア世代がパークゴルフを始めた方が良い4つの理由
パークゴルフはシニア高齢者世代にとって大変良い運動と考えられており、理由は以下の通りです。
- 理由①:低負荷な運動
- 理由②:脳の活性化
- 理由③:社交の機会が増える
- 理由④:健康増進
では、1つずつ解説します。
理由①:低負荷な運動
パークゴルフは歩くスポーツとも言われ、一度のラウンドで数km歩くことができます。
低負荷ではあるものの、下半身や背筋を中心に体のさまざまな筋力をバランス良く動かすことが可能です。
歩くことで下肢の筋肉や骨格を鍛えることができ、関節や筋肉の動きも維持・改善する効果も期待できます。
また、長い距離を歩くことで血流が促進され代謝もアップするため、高齢者にとっては運動不足による肌荒れや肩こりなどの改善に役立つこともあります。
理由②:脳の活性化
パークゴルフはスコアを伸ばすことを目的に、心身およびコースマネジメント、思考力や計画性を多面的に鍛えることが出来るスポーツです。
パークゴルフ場では
- 風向きや天候
- 芝生の状態
- コースの構造や状況
などを考慮し、常に最適なショットを自ら考え選択する必要があります。
これによって脳機能が活性化するだけでなく、自分なりの戦略を組み立てる要素も求められることから「脳の認知能力向上」にも大いに役立つとされています。
さらに、パークゴルフは同行する仲間との会話やコミュニケーションも楽しみの一つであり、これも脳機能を保持し鍛えることにつながります。
理由③:社交の機会が増える
パークゴルフは仲間と一緒にプレイを楽しむことができるスポーツです。
パークゴルフ場では仲間とのコミュニケーションや交流がとても重要であり、共にプレイを楽しむことで家族や友人とのつながりを一層強化することができます。
また、パークゴルフ場は様々な地域に存在するため、
- まるで旅行感覚で遠出する楽しみ
- 新しい環境に触れる喜び
- 初めての人との出会い
など、日常生活では決して得られない「充足感」や「刺激」を感じられるスポーツとも言えます。
特に仕事を退職したシニア世代にとっては、日々の孤独や退屈感、寂しさを解消することもでき、パークゴルフを通して社会的な絆を深めるきっかけにもすることができます。
理由④:健康増進
パークゴルフは体型・体力の維持、日々のストレスの軽減などさまざまな健康上のメリットもあります。
9ホールや18ホールのみの小規模なコースもあれば、36ホール、大規模なコースだと72ホール設置されたパークゴルフ場もあるため、
軽い運動から本格的なスポーツに至るまで、それぞれの体力や好みに合ったコースで伸び伸びと運動を楽しむことができます。
また、パークゴルフにはストレス軽減の効果もあり、自然に触れたり適度な運動を通じて日々のもやもやとした不快感を払拭することもできます。
以上のことから、高齢者にとってはパークゴルフがもたらす健康増進、ストレス軽減のメリットは非常に大きいと言えるでしょう。
【コラム】高齢者にはゲートボールよりパークゴルフがおすすめな理由
高齢者のスポーツといえばゲートボールを想像する人も多いと思いますが、実は現在の日本ではゲートボールをプレイする人の数は激減しています。
その主な要因は、
- 人口の後期高齢化
- それに続く若い世代の競技離れ
と言われています。
プレイヤーの年齢層が高いことに加え、ゲートボールは五人一組のチームプレイなので時に仲間内での衝突につながることも少なくなく、そのストレスから一部の人々はゲートボールから離れつつあるのが現状です。
そこで日本ゲートボール連合は、学校や大学に用具を寄贈したり、大学スポーツとしてのゲートボールの定着を図ったりすることで、積極的に若年層を引き付けようと努力しています。
しかし、ゲートボールはベテランが初心者に厳しいスポーツというイメージも定着しているせいか、初心者がなかなか楽しめないという現状があるのも事実です。
その点、パークゴルフ人気は相対的に高まってきており、近年では休日に若いカップルや家族で楽しむ姿も多く見かけるようになりました。(この傾向は特に顕著です)
団体競技であるゲートボールとは異なり、パークゴルフは自らのスコアでのみ競う個人スポーツであり、
- チームに迷惑をかけることがない
- 自分のペースで気軽に取り組める
- 他者に干渉されにくい
- 仲間内でトラブルになりにくい…etc
これらがパークゴルフに注目が集まる1つの要因と考えられます。
極端に言えば、「ボールを前に転がしカップに入れて終わり」というシンプルな競技なので、高齢シニア層の人にも親しみやすく取り組みやすいのが人気の背景と言えるでしょう。
高齢者がパークゴルフを始める方法
では、高齢者がパークゴルフを始めるにはどのようにすれば良いのでしょうか?
シニアの方がパークゴルフを始める方法は、大きく分けると以下の手順になります。
- パークゴルフクラブを購入、またはレンタル
- パークゴルフのルールと規則を知る
- 既にプレイしている人に教えてもらう
- 練習場へ行く
- 仲間と一緒にプレイする
手順①:パークゴルフクラブを購入、またはレンタル
長期的にパークゴルフを続けたいという人は、最初から自分専用のクラブやボール等を購入しても良いと思いますが、まずはパークゴルフを実際にプレイする感覚や雰囲気を体験してみることが肝心です。
そのためにも、いきなりクラブなどの道具を購入するのではなく、手始めにコースで用意されている道具をレンタルすることが最善の方法です。
レンタルすることでクラブの重量や打感、握った感覚などを事前に把握することができ、将来的には自分専用のクラブを購入する際の良い参考にもなるでしょう。
また、パークゴルフ初心者のために、コースによってはインストラクターを招致したイベントが開催される場合もあるので、とりあえず教えてもらいたいという人はそのような機会を活用するのも大変おすすめです。
※札幌市北区の茨戸川緑地パークゴルフ場では、専門インストラクターによる初心者レッスンも開催されています。
手順②:パークゴルフのルールと規則を知る
ゲームを公正かつフェアに行うため、パークゴルフにはある程度知っておくべきルールと規則があります。
とはいえ、空振りOKなど初心者にも優しく理解しやすいルールになっているため、初心者でもあまり身構えて考える必要はありません。
ただし、ルールや規則を学ぶことでよりパークゴルフを楽しむことができるようになりますし、他のプレイヤーとのコミュニケーションもスムーズになります。
基本的なルールや規則については、パークゴルフ協会の公式ホームページにも詳しく記載されていますが、
最低限のルールだけ知りたいという方は、パークゴルフとは?やり方を初心者向けにご紹介の第6章と第7章を合わせて参考にして頂ければまずは十分かなと思います。
手順③:既にプレイしている人に教えてもらう
既にプレイしている中上級者以上の先輩にレッスンを受けることも、パークゴルフにおける正しいフォームやショット技術を学ぶ上でとても重要です。
パークゴルフのインストラクターに教えてもらうことができれば、スイングテクニックやショットの方法など、初心者でもわかりやすい的確なアドバイスを受けられるでしょう。
また、上級者のレッスンを受けることで、技術面だけでなく
- クラブの選び方
- ボールの違い
- パークゴルフに役立つ知識
など、パークゴルフに関する様々な情報を総合的に学ぶことができます。
誰か1人でも信頼できる先輩を見つけることで、プレイをより充実させ、効率的にパークゴルフライフを楽しむことができるはずです。
また、書籍からもパークゴルフの知識を吸収したいという方は、パークゴルフ界往年の名著である「スコアアップ!名人・萩史之のパークゴルフコース攻略法」という本がおすすめです。
史上最年少でJALカップを制した著者のテクニックが完全網羅されており、たった1600円ですが初心者には目から鱗のバイブルとなるはずです。
手順④:練習場へ行く
練習場へ通うという習慣は、初心者がパークゴルフを上達する上で最も重要なポイントと言えます。
- ラウンド中に見つかった課題や修正
- 教わった正しいフォームのテスト
- 実際のコースをイメージした反復練習
など、定期的に練習場へ通うことで確実にスキルアップ・スコアアップを目指すことができます。
出来ればパークゴルフが上手な人と行って教わりながらの方が望ましいですが、現地では他にも様々なレベルのプレイヤーが練習していますので、気になる人がいれば臆せず声をかけ、自ら率先して仲間と知識を増やしていきましょう。
練習場ほど密にコミュニケーションが取れる場所はないですからね!
また、以下の記事では「札幌でおすすめのパークゴルフ練習場」をまとめていますので、いざという時は参考にしてみてください。
手順⑤:仲間と一緒にプレイする
パークゴルフは社交要素が強いスポーツであり、家族や知り合いと一緒にプレイすることでより一層楽しむことができます。
それだけでなく、パークゴルフには新しい友人など仲間を作りやすいという大きなメリットもあります。
上手な人が仲間になれば助言や的確なアドバイスを受けることもできますし、そのプレイスタイルを間近で観察することで、打ち方や距離感の合わせ方など自分自身の技術向上にも大いに貢献してくれるはずですよ。
結論:パークゴルフほど高齢シニア世代にぴったりなスポーツはありません
今回の記事では、シニア高齢者世代がパークゴルフを始めた方が良い4つの理由を解説してきました。
パークゴルフは自然の中で適度な運動ができるだけでなく、
- コースの状況を読み
- 的確なショットを学び
- スコアを計算し
- さらなるスキルアップを目指す
ことで、体力の増進・脳の活性化(ボケ防止)にも役立ちます。
また、新しい仲間との親交を深めるチャンスも多く、孤独を解消しつつ健康にもつながるという、シニアには実にメリットの多い“贅沢なスポーツ”であることがお分かりいただけたかと思います。
初めから高価な道具を揃える必要はなくレンタルでOK、とりあえず仲間同士で楽しむ分には覚えるべきルールも決して多くはありません。
おまけにパークゴルフのプレイ代はたったランチ1回分程度(安いところだとワンコイン)なので、これを機に興味が持てたという方は、さっそく今日から始められてみてはいかがでしょうか。