という方に向けて、今回の記事では「久しぶりのパークゴルフで大叩きを回避する4つのテクニック」について詳しく解説します。
冬が明けた春、数カ月ぶりにパークゴルフをしようとすると不安に感じることもありますよね。
特にスタートホールのティーグラウンドに立った瞬間は、誰しも多少は緊張するものだと思います。
- ボールをうまく打てる気がしない…
- スイングもどことなく不自然に感じる…
と、まるで自分ではない誰か他人がクラブを振っているような、時に不思議な感覚に陥る人も少なくないでしょう。
そこで本記事では、長いブランクを経た後でも気持ち良くパークゴルフを楽しむためのコツをご紹介しますので、ぜひプレイ前に一度チェックして頂ければ幸いです。
- クラブのグリップは短めに
- 右足のかかとを浮かせない(ベタ足スイング)
- アプローチはパッティング感覚で
- パッティングはとにかく距離感重視
シーズン初めはクラブを短く握る
まず最初の数ホール、感覚を取り戻すまではクラブを短く握るようにしましょう。
クラブが長いほど、つまりグリップの先端を握るほどスイング時の慣性モーメントが増し、結果的にクラブをコントロールしにくくなるためです。
※慣性モーメントとは?
パークゴルフにおける「慣性モーメント」とは、クラブヘッドの重さと回転のしやすさを示す指標のことです。具体的には、クラブがスイング中に回転軸周りでどれだけブレずに安定しているかを表すもので、一般的にクラブが長いほどスイングが重く感じやすく、操作性が悪くなります。
一方、クラブを短く握るとより正確な軌道でスイングしやすくなり、
- ティーショット
- セカンドショット
- アプローチ
- パッティング
などあらゆる状況に適用できるので、感覚を取り戻すまでは短く握るのをとにかく徹底しましょう。
また、人によってはクラブを短く握った方が球がより遠くへ飛ぶこともあります。
これはクラブを長く握ることで手首が過剰に動いてしまうことが原因で、その結果クラブが手の中で遊んでしまい、シャフトのしなりを阻害してしまうからです。
そこでクラブを短く握ってスイングすることでクラブが手の中で動く現象が抑えられ、さらに手首の無駄な挙動も防ぐことができます。
シャフトのしなりを程よく活かすことができ、手先で打つよりもはるかに飛距離が出せますので、普段のラウンドから短めに持つ方法は特に初級者の方には大変おすすめです。
右足のかかとを浮かせない(ベタ足スイング)
シーズン初めのパークゴルフにおいて次にお勧めするのは、インパクトの瞬間まで右足のかかとを地面に付けたベタ足スイングです。
ベタ足にするメリットは、以下の2つが挙げられます。
- カット打ちの抑制:ダウンスイング中、体が前に突っ込むことで起こる「カット打ち」を抑え、右へのスライスボールを避けられる
- あおり打ちの抑制:逆にインサイドアウト軌道のスイングを修正し、あおり打ちによるフック球、引っ掛け対策に有効
パークゴルフ上級者を観察していると、とにかくショットが乱れず、いつもまっすぐと左右にブレないボールを打てていますよね?
それは彼らは無意識のうちに「右ひざ付近」で自分の体とボールとの距離を認識していて、常に適切な間合いをキープ出来ているからです。
ミスショットが多い人というのは、この軸となる右ひざの位置がスイング中に移動してしまうためであり、
ダウンスイング時、右足のかかとを付けたベタ足スイングをすることで右ひざが固定されるため、半強制的にクラブを正確にボールの位置へ引き戻せるようになります。
またこの際、体は無理に回転させようと意識する必要はありません。
ショット後、右腕の勢いにつられるようにフォロースルーの動作へ移行し、自然と右足のかかとを浮かせるフィニッシュが取れればそれでOKです。
(あくまで、インパクトが終わるまでは右かかとは付けたままであること)
アプローチはパッティング感覚で
パークゴルフ初級者に多いですが、グリーン周りでのアプローチショットでたまにザックリしたり(ダフったり)、トップしてしまいボールがグリーンを越えてしまうことがありますよね。
細かく見ると様々な要因はあるのですが、基本的に多いのが「過剰なバックスイング」です。
振りかぶりが大きすぎると、
- インパクト時にスピードを落としたり
- インパクト直前で力を抜く
など手先で帳尻合わせをしなければならなくなり、結果的にミスショットにつながるわけです。
フェアウェイからの2打目だとしても、頭の中ではグリーン上に立っているものと想定し、クラブを短く握って打ってみましょう。
これだけで意外と上手く打てるようになりますし、今までのバックスイングが如何に大きすぎたのかに気づく良いきっかけにもなりますよ。
パッティングでは方向よりも距離感を重視
例え1打目でグリーンオン出来たとしても、グリーン上での3パットや4パットが原因でスコアを大きく崩してしまう人も少なくありません。
パッティングに自信がないと、
- 多くはファーストパットでカップに十分近づかず
- 2m程度のセカンドパットを強引にカップインさせようとして
- 最終的に3パット、4パット…
で終わる残念なケースが多いものです。
特に、36ホールでパット数が72打を超えてしまう方(1ホールあたり2パット以上)は、方向性よりもまずは距離感に焦点を当てることが重要です。
距離感はロングパットだけでなく、
- ミドルパット
- ショートパット
においても重要であり、適切な力加減をマスターしなければどんなに狙いが正確でもボールはカップに入ることは絶対にありません。
ここでショートパットを外した際のことを思い返してみて下さい。
- 力が強すぎて、大幅にカップを超えてしまった…
- 逆に弱すぎて、全然カップに届かなかった…
こんなシーンが意外と多いのではないでしょうか?
そのため、初めはライン取りやフェースの向きに過度にこだわるのではなく、まずはボールがカップまで届く適切な距離(概ね20cmカップを越す程度)で転すことだけに集中してみましょう。
このような発想の転換を行うだけで、36ホールトータルのパット数を大幅に減らせるはずですよ。
パークゴルフで大叩きしないテクニックまとめ
今回の記事では、久しぶりのパークゴルフで大叩きを回避する4つのテクニックについて解説しましたが、いかがでしたか?
内容をまとめておくと、
- シーズン初めはクラブを短く握る
- 右足のかかとを浮かせないベタ足スイング
- アプローチはパッティング感覚で
- パッティングでは方向よりも距離感を重視
これらのポイントを押さえておくだけで、「数カ月ぶりのパークゴルフが思うように進められない…」というがっかりな事態を防げるはずです。
誰でもすぐに実践できる方法ですので、ぜひコースで試してみて下さいね!
また、「とにかく真っすぐ球を打てるようになりたい!」という勉強熱心な方は、基本編|パークゴルフの球をまっすぐ飛ばす打ち方【方向が安定しない3つの原因も考察する】も合わせてどうぞm(__)m