という方のために、今回は恵庭市の「るるまっぷパークゴルフ場」をご紹介します。

・起伏に富んだ一筋縄にはいかないグリーン周り
・芝の状態は非常に良いがラフはかなり重め
・コース数が多くトータルの技術が磨かれる
札幌のパークゴルフ場はこれまでいくつかラウンドしてきましたが、今回初めて「るるまっぷパークゴルフ場」を周ってみて、このコースならではの特徴や癖が色々あることを実感しました。
初心者でも楽しくラウンドできるのはもちろんですが、中級者・上級者の方でもスキルアップにはうってつけ!
途中相方に撮影してもらった30秒以内の短い動画も使用し、コースの特徴やここを攻略するための打ち方についても簡単にご紹介します。
るるまっぷパークゴルフ場の設計
「るるまっぷパークゴルフ場」は9ホールのコースが合計6つ、54ホールが用意されており、パークゴルフ場としては比較的大きな規模であるといえます。
恵庭の広大な自然を生かした多種多彩なコースは、あらゆるパークゴルフプレイヤーでも楽しむことができ、周辺に住んでいるなら一度はラウンドしておきたい場所で間違いありません。
コースの概要は以下のようになっています。

るるまっぷパークゴルフ場の設計
- 春コース:9ホール×2
- 夏コース:9ホール×2
- 秋コース:9ホール×2
春コース
春コース(A)

ホール(A) | 距離(m) | Par |
1 | 26 | 3 |
2 | 68 | 4 |
3 | 50 | 4 |
4 | 40 | 4 |
5 | 45 | 4 |
6 | 27 | 3 |
7 | 40 | 4 |
8 | 52 | 4 |
9 | 31 | 3 |
合計 | 379 | 33 |
春コース(A)は比較的ショート&ミドル(中距離)コースが多く、多くのプレイヤーがこのコースからラウンドを開始します。
春一番の腕鳴らしにもぴったりで「るるまっぷパークゴルフ場」の中では難易度は低め。久しぶりにパークゴルフを楽しむという方や初心者にも易しいおすすめのコースレイアウトとなっています。
春コース(B)

ホール(B) | 距離(m) | Par |
1 | 25 | 3 |
2 | 48 | 4 |
3 | 54 | 4 |
4 | 38 | 3 |
5 | 48 | 4 |
6 | 70 | 4 |
7 | 54 | 4 |
8 | 30 | 3 |
9 | 50 | 4 |
合計 | 417 | 33 |
春コース(B)もAコースと同様短距離~中距離コースが多く、パワーを必要としないため練習にもぴったりの攻略しやすいコースでしょう。
夏コース
夏コース(C)

ホール(C) | 距離(m) | Par |
1 | 42 | 3 |
2 | 52 | 4 |
3 | 58 | 4 |
4 | 42 | 4 |
5 | 57 | 4 |
6 | 36 | 3 |
7 | 30 | 3 |
8 | 88 | 4 |
9 | 87 | 4 |
合計 | 492 | 33 |
夏コース(C)は本格的にスコアを競い合うアグレッシブなパークゴルフが楽しめます。
終盤には80mを超える超ロングホールも用意されており、第1打目のスイングでいかに正確かつ長距離を打てるかがスコアに大きく影響を与えます。
夏コース(D)

ホール(D) | 距離(m) | Par |
1 | 53 | 4 |
2 | 83 | 4 |
3 | 34 | 3 |
4 | 40 | 3 |
5 | 80 | 4 |
6 | 45 | 3 |
7 | 50 | 4 |
8 | 58 | 4 |
9 | 57 | 4 |
合計 | 500 | 33 |
夏コース(D)は極端なショートホールがなく、50m前後のミドルコースをいかに攻略できるかがポイントです。
ただし、総距離でみると「るるまっぷパークゴルフ場」の中では最長(500m)で、80m級のコースが2つあることをみると、トータルバランスの優れた技術のあるプレイヤーがスコアを伸ばしやすい傾向があります。
秋コース(E)

ホール(E) | 距離(m) | Par |
1 | 33 | 3 |
2 | 35 | 4 |
3 | 45 | 4 |
4 | 30 | 3 |
5 | 26 | 3 |
6 | 36 | 4 |
7 | 90 | 4 |
8 | 40 | 4 |
9 | 44 | 4 |
合計 | 379 | 33 |
秋コース(E)は全体的にショートホールが多く攻略が簡単そうに見えますが、実際にプレイしてみるとそう一筋縄ではいかない難しさが醍醐味となっています。
特にグリーン周りの高低差が大きく、シンプルにフェースをピンに向けて打つだけではスコアアップは目指せません。
これまでショートコースが得意だと思っていた人でも、気を抜いた途端想定外のボギーに苦しむはずです。
秋コース(F)

ホール(E) | 距離(m) | Par |
1 | 68 | 4 |
2 | 43 | 4 |
3 | 72 | 4 |
4 | 40 | 3 |
5 | 51 | 4 |
6 | 35 | 3 |
7 | 56 | 4 |
8 | 53 | 4 |
9 | 34 | 3 |
合計 | 452 | 33 |
秋コース(F)は「るるまっぷパークゴルフ場」の締めくくりにふさわしく、最後にもう一度テクニックの復習をするのに最適なコースが多く並んでいます。
1つ1つの距離はそれほど長くありませんが、ショートコース、ミドルコースがバランスよく設置され、ラフ出しのテクニックやラインを正確に把握できる目利き力が総合的に試される良コースです。
起伏に富んだ一筋縄にはいかないグリーン周り
「るるまっぷパークゴルフ場」は全体的にはフラットで見通しの良いコースになっていますが、1コース1コースをじっくりラウンドしてみると意外に起伏や傾斜が多く、特にグリーン上は中上級者向けといった印象があります。

コースにも多少の傾斜が付いている場合がありますが、基本的にはフラットでまっすぐの打ちやすいレイアウトになっています。
フェアウェイとラフの刈り込みもくっきりとしており、コースの全体像がドライビングレンジからも把握しやすいですね。
ただし、グリーン上はところどころ傾斜のきつい部分が多く、まっすぐ打つだけのフラットなグリーンに慣れている方は少し苦戦しそうです。

画像ではわかりにくいですが、実際にグリーンへ足を踏み入れるとゴツゴツと不規則に盛り上がった部分がかなり目立ちます。

上り下りのメリハリが割りとはっきりとしており、加えて順目、逆目を正確に見極めないと極端なオーバーもしくはショートをくり返し、一気にスコアを崩してしまいます。
▲グリーン上のラインが読みにくい
第1打目はピンに向かっていったのですが、砲台型のグリーンになっているため、ただまっすぐ狙うだけでは左右どちらかに逸れていってしまいます。
ちなみに、先日もう一度トライしてみましたが、「るるまっぷ」のグリーンはやっぱり一筋縄ではいきませんね、、↓
おまけにピン周辺も傾斜がかかっているので、グリーン周りからのカップインがなかなか難しい・・・。
▲上りカーブのパット
こちらも第1打の狙いは悪くなかったのですが、グリーン端からの寄せパットが全然距離感合ってないです(^^;)
あと、見た目にはさほどきつい傾斜に感じなくても、カップ手前からグイっと切れるこんなグリーンもあります。
▲カップ手前から切れるグリーン
基本的に「るるまっぷパークゴルフ場」のグリーンは速めなので、無理してオーバー気味に打つのは危険。
ぴったり感覚のパットをするとグリーン上の傾斜の影響をもろに受けるため、事前のライン読みは必須。なかなか悩ましいグリーンです(^^;)
このパットもかなり慎重にライン読みしたつもりでしたが、想像以上に切れちゃいますね…
コース各所に配置されたバンカー
中にはこんなイジワルなグリーンもありました。

グリーン上なのになんとバンカーが2つも設置されています、、
▲グリーン上に設置されたバンカー
こんなシチュエーションは今までで初めてかも(;´・ω・)
アプローチ含め、このグリーン上のイレギュラーなバンカーに苦しめられたプレイヤーも相当多いでしょう。
また、通常のバンカーもけっこう深くて土質もサラサラ。
ダフリは禁物。
いかにここを避けつつラウンドできるかもスコアアップの鍵を握っています。
▲グリーン手前の深いバンカー
▲グリーン手前に陣取る横長のバンカー
▲グリーン奥を囲うバンカー
オーバーすればすぐにバンカー入り。
なかなかイヤラシイ設計ですね~ヾ(*´∀`*)ノ
こちらは実際にバンカーに入れてしまったときの様子。



萎縮して両腕が縮こまってます(笑)

まぁ、こうなっちゃいますね・・・
とりあえず脱出できただけラッキーです\(^^)/
芝の状態は非常に良いがラフはかなり重め
「るるまっぷパークゴルフ場」の第1打目をラフに入れてしまったときに感じたのが、

画像だと普通のラフに見えますが、実際に踏みしめてみるとかなりふかふかで、クッションのように柔らかく非常に重いのが特徴です。
ピンに対してスクエア(並行)に構えるとフェースがラフを食いすぎるのと、密集した芝生のせいで打ったボールがほとんど転がりません。
逆にいえばコースの手入れ管理が徹底されていて、芝の状態がとても良いことの表れなのですが、ここでスコアアップを目指すならラフからのリカバリー技術の習得は絶対不可欠。

こういった状況をリカバリーするには、
- かぶせ打ち
- すくい打ち
の2パターンのショット法がありますが、これはどちらがいいというものではなく、状況に応じての使い分けが必要となります。
僕個人としては「かぶせ打ち」が得意なので、ピンから中距離程度のラフからの脱出はたいていかぶせ打ちでリカバリーします。
「かぶせ打ち」をする場合は、ボールを右足つま先の前に置き、手首は固定、ヘッドを被せて上から打ち込むのがポイントです。
かなり弱い力でも前に打ち出せますが力の加減は慣れが必要です。とはいえ、この打ち方を身につけるとグリーン周辺からのアプローチが飛躍的に簡単になりますよ。
【参考】かぶせ打ちによるリカバリー
かぶせ打ちはこうしたクラブを振り抜きにくいシチュエーションにも大活躍します。そもそもこんな状況に陥らないことが一番なのですが、一応ご参考になればと思います(^^;)
一方、ピンからグリーンまでの距離がかなり長い位置のラフに入れてしまった場合、基本的には「すくい打ち」という方法を選択します。
参考になるかわかりませんが、僕なりの「すくい打ち」のコツは以下のこちらの通りです。
- フェースを開きオープンスタンス
- スイングはインサイドアウト
(イン側にテイクバック、アウト側にフォロースイング) - 開いたフェースでボールを押し出すイメージ
こんな感じを意識すると上手に打てます。
このときゴルフのアプローチスイングのようにアウトサイドインでカット気味に打つと、無駄にスイングスピードが必要な上に、ボールの飛び出しや高さが安定しません。
まっすぐピン方向にフェースを送り出すようにショットすると「すくい打ち」の成功確率が上がりますよ(^^)
「るるまっぷパークゴルフ場」のヘビーなラフを攻略するには、この「かぶせ打ち」と「すくい打ち」の習得が必須です。
ぜひ習得してスコアアップを目指しましょう!
【追記】ラフを恐れずショートカットも面白い!
「るるまっぷパークゴルフ場」のラフは非常に重いのは確かですが、一方でコースのレイアウト上「ショートカット」できそうなポイントがいくつもあるのが特徴です。
▲グリーン手前のラフをショートカット
グリーン手前をショートカットできるラフが割と多め。
ちょっとミスってますが、ここはボールの勢いをうまく減速させて一発グリーンオンを狙うのがセオリーでしょう。
下の動画もミスですが、大きくショートカットするならもっと思い切って打ち込んだ方が良さげです↓
▲フェアウェイ無視のショートカット
2打目のリカバリーがバンカーを慣らす棒に激突してます、、
そもそも大胆にショートカットするならガツンと飛距離を稼がないと、2打目がけっこう難しくなります(^^;)
まだまだありますよ~↓
▲1打目、2打目ともにショートカット
ティーショットも2打目もラフを無視!
こういう攻めのパークゴルフが楽しめるのも「るるまっぷパークゴルフ場」の特徴です。
▲グリーン手前のラフをショートカット
「るるまっぷパークゴルフ場」はこのようなグリーン手前にラフがある場合が多い印象。
ラフを意識しすぎてショートするよりは、ちょっとオーバー気味に打ち込んだ方が個人的にはやりやすいですね~(*´ω`*)
ただ、グリーン上の傾斜がかなりきついコースも多く、パットが下り傾斜にならないように計算した方がいいかも。
コース数が多くトータルの技術が磨かれる
「るるまっぷパークゴルフ場」には冒頭でもご紹介した通り、9ホール6コースが用意されており、それぞれ特色に富んだコースレイアウトが楽しいパークゴルフ場です。
基本的には見通しの良いストレートなコースが大半を占めますが、中にはツリーハザードや80m級の超ロングホール、繊細なパット技術が磨かれるショートホールなど、ここ1カ所を徹底的にやり込むだけでかなり腕が上がります。
▲コースのど真ん中に植え込まれたツリーハザード
このようにコースの中央やサイドに配置された植栽やツリーハザードが多く、避けようとすればするほど、もしくは際どいラインを攻めようとすればするほどコース設計者の思惑に嵌まり込んでしまうのが面白いところ。
▲木が邪魔な右ドッグレッグ
芝の抵抗を避けつつ、木の横ギリギリを上げ球でショートカットできれば大幅なスコアアップが見込める難所。
安全に攻めようとフェアウェイラインをなぞるのも有効な手ですが、80mと距離が長い上に、正確な距離感で打ち出せないとたちまち深いラフにボールが迷い込んでしまいます(^^;)
それならラフに入ってもガツンとフルスイングで勝負して、グリーンにできるだけ近い場所からのリカバリーショットの方がスコアが安定すると思います。
▲極端に狭くなったフェアウェイ
「るるまっぷパークゴルフ場」のコースは、このように基本的にフェアウェイの幅が狭くなっている場所が目立ちます。
▲るるまっぷはフェアウェイが狭め
コース自体は単純なストレートですが、いかにラフへ入れずに正確なショットが打てるかがポイント。
仮に入れてしまった場合は、ラフゾーンをなぞってピンを狙う必要があるので、やはり「すくい打ち」や「かぶせ打ち」の技術の習得は必須と言えるでしょう。
こうした戦略的な難所揃いの良コースなので、初心者の方はできれば中級者以上の経験者と一緒にラウンドしてみることをおすすめします。
るるまっぷパークゴルフ場の概要、プレイ料金について

最後に「るるまっぷパークゴルフ場」の施設概要などについてご紹介します。
るるまっぷパークゴルフ場の利用料金
- 一日券:1300円(一般)、1000円(恵庭市民)
- フレックス(4時間):1000円(一般)、700円(恵庭市民)
- 団体(10名以上):1100円(一般)、800円(恵庭市民)
- 貸しクラブ・ボールセット:300円
- 高校生・大学生:500円
- 中学生以下:無料
※学生の方は学生証持参
※恵庭市民料金を適用するには住所の確認ができるもの(免許証、保険証など)を用意
クラブハウスの前にはこのような広い駐車場が設置されています。
午前中には多少駐車台数が多くなりますが、万が一駐車できない場合は隣にあるふれらんど側の駐車場も利用可能です。

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パークゴルフをプレイする場合、先にお伝えした料金を参考にカウンター横に設置された券売機でチケットを購入するようになっています。
また、クラブハウス内にはこのようなパークゴルフの周辺グッズが販売されていて、万が一忘れ物をしたときやプレイ中に破損した場合でも安心です。

売り場自体は小さいですが、ボールやマーカー、グローブ、ポーチなどプレイに必要な用品はすべてここで揃いますよ。
値段は安くはありませんが、特別高くもないといった感じですね。

喫煙所もクラブハウスのすぐ外にあります。
くれぐれもコース内で喫煙することのないようご注意を!
その他、クラブの汚れを落とせる水道や足裏についた草や砂埃を落とせるエアブローなど、パークゴルフを快適に楽しめる設備が非常に充実しています。
ぜひ1度足を運んでみてくださいね!(*´▽`*)
るるまっぷパークゴルフ場の総評

・攻略しがいのあるグリーン周り
・芝の状態が良く快適なプレイが可能
・ラフがかなり重いのでテクニックが必要
・戦略的に設置されたハザードが多い
・総合的な技術磨きに最適
■ラウンド成績:春A 24打(-9)、春B 25打(-7)、夏C 27打(-6)、夏D 25打(-8)、秋E 28打(-5)、秋F 27(-6)
■難易度:
結論。
【るるまっぷパークゴルフ場】
■住所:〒061-1356 北海道恵庭市 西島松275(MAP)
■電話番号:0123-37-5333
■営業時間:8:30~16:30(現在短縮営業中)
※入場受付は午後13時まで
■定休日:なし(12月頃~翌4月頃まで休業)
■駐車場:あり
■公式サイト:https://www.eniwa-rurumappu.net/






