と気になる方に向けて、本記事では
- パークゴルフクラブのメンテナンスの方法
- 日常的に点検すべきポイント
について詳しく解説します。
パークゴルフのプレイが終わった後、手入れもせずにそのままにしているという方も少なくないのではないでしょうか。
パークゴルフクラブの素材はウッド(木材)で出来ているため、プレイ後の汚れをそのままにしたり、水気をしっかり拭き取る作業を怠ると製品寿命を縮める原因になっていまいます。
特にヘッド部の形状に歪みが生じてくると、ソールやフェースとの結合部にズレが生じ、気づいた頃にはクラブが本来の性能を発揮できなくなっている可能性もあります。
そのため出来るだけ長く愛用していくためにも、日々のメンテナンスを欠かすことはできません。
今回は私が実際に取り入れている手入れ方法や定期的に点検していること、また保管の際の注意点などもまとめていきますので、ぜひ参考にして頂ければ幸いです。
【メンテナンス】パークゴルフクラブの手入れ方法
パークゴルフクラブの手入れの方法はとても簡単で、手順は以下の3つです。
パークゴルフクラブの手入れ方法
- マイクロファイバーのクロスを用意する
- クロスで拭き取り汚れを落とす
- ワックスで表面をコーティングする
では、さっそく見ていきましょう!
①マイクロファイバーのクロスを用意する
パークゴルフクラブを手入れする際、通常のタオルではなくマイクロファイバータイプのクロスを使うようにしましょう。
一般的なタオルでも代用は可能ですが、表面の繊維が荒くクラブのコーティングを傷つけてしまう恐れがあります。
対して、マイクロファイバークロスは非常に細かい繊維で作られており、クラブに傷を付けてしまう心配がありません。また、
- 吸水性
- 耐久性
- クリーニング力
が通常のタオルよりもはるかに高く、何度でも繰り返し使えるのも大きなメリットです。
もし持っていないという方は、こちらのマイクロファイバークロスを選ぶと良いですよ。
②クロスで拭き取り汚れを落とす
まずは、ラウンドした際に付着したクラブの汚れを、水に濡らして絞ったクロス(布類)を使ってしっかりと落とします。
この際、フェースについた汚れはもちろん、ソールやシャフトに付着した汚れもしっかりクロスを使って落としてください。
ソール部分はフェース以上に傷が入りやすく、擦り傷の隙間に入り込んだ汚れはしっかり目で確認しながら入念に落とすことが大切です。
汚れを落としたら、余分な水気は乾いたクロスできちんと拭き取ります。
②ワックスで表面をコーティングする
これでも十分綺麗にはなりますが、ここからさらにひと手間加えていくのがおすすめです。
そこで今回使用するのはこちらのワックス↓
パークゴルフクラブ専用のワックス剤も販売されていますが、こちらは車のボディに使用するタイプのコーティングワックスです。
原料に高級カルナバ蝋を使用していて、艶、耐久性、撥水性が段違いに良くなります。
通常のワックスよりもやや高価ではありますが、クラブを大切に使っていきたい方はぜひこのコーティングワックスを試してみると良いですよ。
それでは、こちらのワックスを少量クロスに馴染ませ、ヘッドに軽く塗り込んでいきます。
ヘッドの上部だけでなく、フェースやソールにも塗布して問題ありません。
洗濯用洗剤と同じで、たっぷり塗りすぎても意味がないので、薄っすら付く程度で十分です。あとは別の清潔な乾いたクロスで軽く磨けばOK。
続いてシャフト部分にも同じ要領でワックスを塗り込み、しっかりと乾いたクロスで磨いていきます。
磨いた後に手で軽く撫でてみると、想像以上の滑らかさと艶感に驚くはずです。
手入れ後の写真↓
汚れを拭いてワックスを掛けただけで、ご覧の通りすごくピカピカになりました!
これで多少の雨水なら余裕で弾いてくれますので、クラブを余計に痛める心配もなくなります。
ちなみに、使用するワックスは必ず固形のものを使用してください。
最近は水性(液状)ワックスも流行っていますが、ウッドとフェース、ソールの隙間に入り込むと素材を傷め、反発力の低下を招く原因になりますので絶対に使用してはいけません。
パークゴルフクラブ|日常点検すべきポイント
パークゴルフクラブの手入れ(メンテナンス)と同時に、日常的にいくつか点検しておくべきポイントがあります。
それが以下の4つです。
パークゴルフクラブ|日常点検すべきポイント
- フェースにひび割れや穴が空いていないか
- ヘッドにグラつきがないか
- ソールが剥離していないか
- シャフトに傷が入っていないか
フェースにひび割れや穴が空いている場合、
- フェースそのものが破損しているケース
- 商品出荷時の表面コーティングが痛んでいるケース
の2パターンがあります。
いずれの場合もヘッドの反発力が劇的に低下するだけでなく、そのまま使い続けると製品寿命を短くする恐れがあるため、
見つけた場合はすぐに販売店へ修理の依頼をしてください。
また、ヘッドとシャフトのつなぎ目がグラついていたり、ソールが剝がれかけている場合も修理が必要です。
一方、シャフトの傷は軽微なものであれば差し当たって対応する必要がない場合もありますが、
大きく目立つガリ傷やひび割れのような症状が見られたら、すぐに販売店でシャフト交換の依頼をするのがおすすめです。
※シャフトの痛みを放置した結果、プレイ中に折ってしまう人も少なくないです。
パークゴルフクラブの認定シールも点検しよう
正規のパークゴルフクラブには、日本パークゴルフ協会が認定したシールを添付されています。
この認定シールが剥がれたり、もしくは故意に剝がしてしまった場合、大会での使用ができなくなってしまうため注意が必要です。
ただし、万が一剥がれた場合は認定シールの再発行も可能で、基本的には購入先の販売店に持ち込めばOKです。
預かったパークゴルフクラブは販売店からメーカーへ送付され、認定シール再発行基準に合致するクラブと診断された場合、後日シール代金の振込票が送られてきます。
認定シール再発行基準 | |
重量 | 販売時の重量であること。最大重量600g未満、誤差は±15g以内。 |
長さ | 販売時の長さであること。最長860mm未満。 |
ロフト | ヘッドロフト、シャフトロフトが無く、打球面を平らな場所に押し付けた際にグリップエンドが平面上に接しないこと。 |
グリップ | 販売時の認定シールが緑色の場合、同一メーカーの純正グリップでなければならない。 |
外観 | 販売時の外観を保っていること。打球面、ソール面に著しい摩耗がないこと。 |
※認定シール再発行手数料は一律2500円(税込み) ※送料は依頼主負担 |
その振込票を元に代金を支払い、シールの再添付作業が終了し次第メーカーから直送で自宅へ届いてくる流れとなります。
【参考】パークゴルフ用具工業会 事務局
■電話番号:0155-66-9370
■受付時間:平日10:00~15:00
■ニッタクス十勝工場内 アンテナショップ担当宛
パークゴルフクラブ|保管の際の注意点
パークゴルフクラブを保管する際、以下の点に注意しましょう。
パークゴルフクラブの保管方法
- 専用ヘッドカバーでヘッドを保護する
- 直射日光、高温多湿を避ける
- 雨天でのプレイ直後はしっかり乾燥させる
①専用ヘッドカバーでヘッドを保護する
パークゴルフのクラブは、特にボールとの打撃面であるヘッドが重要パーツです。
そのため、保管時には日常的にヘッドカバーを装着することで、クラブが他のクラブや何か硬い物体と接触した際にも損傷を防ぐことができます。
また、ヘッドカバーは保管時だけでなく、車での移動時にも擦り傷や衝撃から守る役割がありますので必ず活用ください。
②直射日光、高温多湿を避ける
パークゴルフクラブのヘッドは木材を使用しているため、直射日光や高温多湿の環境が原因で変形したり、性能が低下することがあります。
また、グリップ部分はゴムや皮など、温度や湿度で影響を受けやすい材質でできていることが多く、これが劣化すると握り心地が悪くなりプレイにも影響を与えます。
そのため、パークゴルフクラブは風通りの良い涼しい場所に保管し、直射日光や高温多湿を避けるようにしましょう。
③雨天でのプレイ直後はしっかり乾燥させる
雨天でのプレイ後、クラブは湿ったままの状態になっており、そのまま保管すると錆やカビの原因になります。
特に、ソールなど金属部分に水分が残っていると錆が発生しやすくなり、木製のクラブの場合はカビや腐食の原因となり得ます。
プレイ後は、まずは柔らかいクロスで水分を拭き取り、通気性の良い場所でしっかりと乾燥させましょう。
完全に乾燥させつつ上述のメンテナンスを施せば、クラブの寿命を飛躍的に延ばすことができますよ。
パークゴルフクラブの手入れ方法まとめ
今回はパークゴルフクラブの手入れ・メンテナンス方法について解説しました。
プレイ後に付いた汚れを綺麗にするだけでなく、しっかりとコーティングワックスでケアし、日常点検を行えばパークゴルフクラブは意外と長年に渡って愛用し続けることができます。
気づかぬうちにクラブの性能が落ちていたり、プレイ中に不具合が起きて一日を棒に振る事態には陥りたくないですよね。
そのため保管場所にはくれぐれも注意して、ラウンドした日はできるだけその日中にクラブの手入れとメンテナンスを心がけるようにしてくださいね!