この記事では、夕張郡由仁町にある『三川パークゴルフクラブ』についてご紹介します。
旧コース(A,Bコース)は広くはないものの変化に富んでおり、新コース(C,Dコース)は起伏や傾斜、蛇行したフェアウェイなどが面白い伝統あるパークゴルフ場です。
今回訪問したのは8月上旬。
連日真夏日が続く中、芝のコンディションは決して万全とは言い難い状況でしたが、コースの基本情報や詳細・ラウンドしてみた感想などをまとめていくので、どんな場所なのか興味があるという方の参考になれば幸いです。
三川パークゴルフクラブ 基本情報
施設概要
住所 | 〒069-1135 北海道夕張郡由仁町西三川354−1(MAP) |
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電話番号 | 0123-87-3367 |
営業時間 | 9:00~17:00(訪問時は16時クローズ) |
定休日 | シーズン中無休(雨天休業あり) |
ホール数 | 36H/Par132/1,883m |
プレイ料金
一般 | 会員 | |
1日料金 | 1200円 | 700円 |
レンタル | クラブ 300円 ボール 100円 |
無料 |
一般料金は1日プレイ1200円のみということで非常にシンプルな料金体系ですね。(10人以上団体料金あり)
なお、2021年時点では年会費5000円、入会金2000円にて本会員へ加入することも可能です。(次年度より年会費のみ)
会員の詳細については、以下のリンクより確認することができます。
駐車場
▲第一駐車場の様子(PM3:30頃撮影時点)
三川パークゴルフクラブでは上の写真の第一駐車場のほか、黄色いクラブハウスを過ぎてすぐ左手にも第二駐車場が用意されています。
▲奥には第二駐車場(PM13:30頃)
第一駐車場と第二駐車場を合わせればそれなりのスペースは確保されていますが、一般的なパークゴルフ場と比べると収容台数はやや少なめといった印象ですね。
今回は30度超えの真夏日ということもあり来場者は少なかったですが、それでも第一駐車場はご覧の通りほぼ満車状態です。
9月や10月などプレイしやすい季節にはかなりの混雑も予想されるため注意が必要かもしれません。
その他設備など
※画像クリックで拡大します
三川パークゴルフクラブ コース概要
三川パークゴルフクラブ 4コース
・Aコース:9ホール、470m、Par33
・Bコース:9ホール、493m、Par33
・Cコース:9ホール、441m、Par33
・Dコース:9ホール、479m、Par33
Aコース
ホール | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 計 |
距離 | 53m | 46m | 48m | 69m | 47m | 33m | 99m | 25m | 50m | 470m |
Par | 4 | 3 | 4 | 4 | 4 | 3 | 4 | 3 | 4 | 33 |
Bコース
ホール | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 計 |
距離 | 54m | 49m | 77m | 40m | 85m | 60m | 45m | 25m | 58m | 493m |
Par | 4 | 4 | 4 | 3 | 4 | 4 | 3 | 3 | 4 | 33 |
Cコース
ホール | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 計 |
距離 | 34m | 39m | 57m | 100m | 41m | 25m | 56m | 29m | 60m | 441m |
Par | 3 | 4 | 4 | 4 | 4 | 3 | 4 | 3 | 4 | 33 |
Dコース
ホール | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 計 |
距離 | 57m | 45m | 31m | 97m | 47m | 88m | 32m | 45m | 37m | 479m |
Par | 4 | 4 | 3 | 4 | 4 | 4 | 3 | 4 | 3 | 33 |
三川パークゴルフクラブの特徴、感想
三川パークゴルフクラブをラウンドしてみて感じたのは、
- 広いフェアウェイ
- 小さなグリーン
- グリーン脇のサンドバンカー
- まっすぐ気持ちのいいロングホール
- 後半(CDコース)の緩やかな傾斜
の5つの特徴です。
パークゴルフ場の中には、規格上の幅員(2m以上)は満たしているもののかなり狭いコース幅で運用しているところも少なくない一方、三川パークゴルフクラブはフェアウェイにゆったり幅を持たせており、圧迫感を感じることなく開放的な気分でプレイを楽しむことができます。
▲幅広のフェアウェイ
多少ティーショットが左右に散ってしまったとしても大事故につながる危険性も少なく、どちらかというと初心者にも易しいコースレイアウトといえますね。
ただし、前半(ABコース)はグリーン面積がかなり小さく、またグリーンへの入り口が狭まくなっているのが特徴的です。
▲グリーン手前が狭くなっている
上記画像のコースはまだ広い方ですが、場所によってはもっと狭くなっているコースもあります。フェアウェイにゆとりがあるとはいえ、やはり正確にまっすぐ打てる基本的な技術が全体を通して要求されるということですね。(通常、出っ張りのラフに絡むと距離感が相当変わってしまいます)
逆にいえば、まっすぐ打てさえすればさほど難しいということはなく、上げ球を乱用するより転がし球で1打1打大切に打つことを徹底すれば比較的スコアは伸ばしやすいともいえるでしょう。
前半(ABコース)ではグリーン脇にサンドバンカーが設置されたコースが多く、球をうまくコントロールできないと意図も簡単にハマってしまいそうな戦略的な設計。
砂質は非常にサラサラ。縦長グリーンにぴったり寄り添うようにバンカーが横並びになっている面白いコースも。
ただし、仮にバンカーへ入ったとしても淵がそれほど深くないため脱出は意外と易しい方かなと思われます。
とはいえ、ここぞというシーンでのバンカー入りはスコアが伸び悩む原因になるので、どうすればバンカーINが避けられるのかコースマネジメントは必須になるでしょう。
気になるロングホールですが、三川パークゴルフクラブではA-7(99m)、B-3(77m)、B-5(85m)、C-4(100m)、D-4(97m)、D-6(88m)という計6つの長距離コースがあります。
▲B-5 85m Par4
最後のD-6を除き、どのコースもドストレートで至極シンプルな設計となっており、長距離でもまっすぐ打てるか、どの程度飛距離が出せるか純粋に現状の実力を試すことができます。
D-6のロングホールだけは左ドッグレッグで、飛距離の出る上げ打ちができれば左の大きな坂(ラフ)を大胆にショートカットすることも可能です。
▲D-6 88m Par4 ショートカット可能な左ドッグレック
私ももちろんショートカットを試しましたが、「ラフがかなり軽い」「初見で先の状況がわからない」ということでやや抑え気味に打った結果、傾斜を超えきれず見事なくらい中途半端に…(^^;)
※詳細はYouTube動画参照
また、コースは全体を通して比較的易しめではあるものの、後半(CDコース)は緩やかな傾斜が連続する点には注意が要ります。
C-6(25m)、C-8(29m)といった超ショートホールにおける緩やかな下り傾斜、それまで平坦なコースだったにも関わらず突如として現れるC-3(57m)の緩い上りなど。
▲C-6 25m Par3 緩く下り傾斜
極端なアップダウンではありませんが、若干の加減が変わってしまうためコース後半ではしっかりとフェアウェイの傾斜(左右も含め)を計算してからアドレスに入る必要があります。
▲C-3 57m Par4 急に現れる緩やかな上り
実力以上に「コースの観察力」も如実にスコアに表れるものですね。
三川パークゴルフクラブ 総評
三川パークゴルフクラブ まとめ
・フェアウェイは広く圧迫感がない
・グリーンは若干小さく脇のバンカーに要注意
・飛ばし屋も楽しめるストレートなロングホール
・後半は緩やかな傾斜を確実に考慮して
・暑い季節は無料の水サービスが嬉しい
■難易度:
■ラウンド成績:Aコース 25/33、Bコース 25/33、Cコース 27/33、Dコース 23/33、TOTAL 100/132
■公式サイト:http://www.mikawa-pgc.com/index.html